2010年10月31日日曜日

ハクサイが全滅寸前、おまえはネキリムシか?

台風14号「チャバ」は、湘南にはかすりもしないで通り過ぎていきました。

今日のお話は台風が来る前の29日のことです。
雨の合間に畑に顔を出して、気になっていたハクサイをチェックしました。無残です。1番端の1番育ちが良かったのがバッサリいかれてました。地際から上の部分が残っているので、ヨトウムシではなくネキリムシの仕業でしょう。これまで外側の端から1コづつ内側に入りながら食害していたのに、今回はわざわざ1コ飛ばして期待の星をガブリです。涙。
急いで他のも見たところ、なんとコカブの葉っぱまでがチョッキンとやられてました。ネキリムシって、こんなカッティングするのかな?ブロッコリーとキャベツは、不思議と平気なんです。まあ、成育が良くないのですが。

まあ贅沢なに食い散らかしてくれました。美味しい葉っぱがまるまる残ってます。手前のほうが異様に盛り上がってトンネルでも掘ったようなんです。モグラが遠征してきたかな?
コカブも葉っぱをちぎられました。見てください、あのできたてのような小さなカブ。
遅ればせながら、残った1株のハクサイの周りに米糠を撒いておきました。ヨトウムシとかコガネムシの幼虫は、米糠に集まるそうです。ヨトウムシは米糠を食べると、下痢して死ぬとか。ネキリムシはどうだろう?







ムシどもの話はお終い。畑に直播きしたソラマメがひと足早く芽を出しました。ポット蒔きより2日早く蒔いたのですが、正直に2日早く発芽したようです。伸び具合から見た推定です。ニンニクはしっかり葉が伸びています。さすがにニンニクの葉は食われません。アスパラガスは茎の数が増えた株がいくつもあるので、まあいいかなってところ。実は1年目の秋はどういう様子がいいのかよくわかってませんが、なんとかなるでしょう。雑草がいっぱい生えてきたのでちょいとすき込んでおきました。

ソラマメの畝です。小さな芽が出ています。なんとか見えるでしょう。クリックするとちょっと大きな画像が出ます。
芽のアップです。ポットの芽より少し大きい。ポットは発芽が揃わず、畑のほうが揃いました。

ニンニクです。もっとたくさん植えても良かったかな?右の緑の列は燕麦です。中間にある緑は雑草です。
アスパラの周りは雑草だらけ。beforeです。この農法では雑草を抜きません。根をつけたままで土にすき込みます。すき込むタイミングがまだわからないのですが、じゃまくさいのをちょちょっと土にまぶします。うまくいくようになると、雑草も生えなくなるそうです。


afterです。奥の緑は燕麦です。アスパラを植えた所は畝を作っていません。実はこの農法は畝を作らないのです。全面を少し高くして、草なり、木や竹のチップなりを敷き詰めます。現在は畝にしている部分も少しづつ変えていきます。どんどん草刈りして、どんどん撒きます。フゥ〜。

2010年10月29日金曜日

ソラマメをポットに蒔いてみた

10月17日にソラマメを畑に直播きしたのですが、比較してみようと自宅でポットにも蒔いてみました。19日、6センチポットに畑の土を入れ、おはぐろを下に、おしりが用土から少し出るぐらいに浅蒔きします。さあうまく芽を出せ、足を出せ。
26日、蒔いて1週間の状態です。タネの周りに隙間ができたり、用土にひびが入っています。タネがうごめいているのです。





26日の時点で1番動きのあるタネです。薄いグリーンの芽が土の割れ目からのぞいています。






上の芽が伸び出したところ。29日の画像です。上と左右が反対になってしまいました。










ソラマメと同じトレイに、シクラメンも乗っかっています。このシクラメンは一昨年の秋にいただいたものです。昨年から今年にかけて2回目の花を咲かせました。今年の夏越しで上部が腐ってしまい腐敗がすこしづつ進行するので、ちょっと難しいかもと見放し状態にしていたのですが、気がついたら立派に復活していました。腐った所は大きくえぐられましたが、芋はしっかり固くなって、次々に葉を出しています。たいしたものです。
他にも、茎挿ししたこんなものも載せています。こんなものって、実は名前をしらないのです。そのうちに調べておきます。
今年もきれいな花を咲かせてくれそうです。







腐敗して溶けてなくなった大きな痕が痛々しい。でも、その周辺から元気な葉が出てきています。






6月に茎挿ししたもの。さっそく名前を調べました。デュランタ(別名タイワンレンギョウ)でした。タカラヅカという和名があります。熱帯アメリカ原産ですが、湘南地域で露地植えをよく見ます。少しは耐寒性があるようです。



こちらは通りでひと節いただいて、19日に茎挿ししました。まだ活着してません。寒いので根が出てこないかも。でも、待とう。ジャスミンのような草で、ピンクのかわいいラッパ状の花が咲きます。ひょっとしたらピンクノウゼンカズラかもしれません。

押し切りについてもう少し押してみよう

ご無沙汰しました。
前回に出てきた「押し切り」という道具。見たことがない人が圧倒的に多いと思います。なので、も少しちゃんとご紹介します。農家の必需品だそうですが、これで畑にすき込んだり撒いたりする草やワラをカットするのは、そうとう骨の折れる仕事です。農家の広い畑だと、とても間に合わないような気がします。最近は電動カッターを使う所が多いのかもしれません。我が家の「押し切り」は、旅の途中で立ち寄った琵琶湖畔にある「道の駅・近江母の郷」で入手しました。農家の方が中古のパーツで自作したもので雑なところもありますが、刃渡り28センチありますからそこそこのものです。
固くて重い木の台の上に大きな刃物を垂直に立て、刃の上に置いた草を、細いスリットのある鉄の柄で押して切るから「押し切り」。こいつは台が短いのでちょっと使いづらいのです。足で押さえられるように、市販品は把手の側をちゃんと長くしています。


把手をカパッと持ち上げると、逆さにしたギロチンのような刃がもろ出しになります。アーチ状の金具は安全装置です。





刃の上に草やワラを載せてザクザクやります。








切った草は、できるだけ早く使わないといけません。









上の切り草を畑のひと畝にすき込みmした。ここには自宅でポット蒔きしたソラマメを植える予定です。







2010年10月8日金曜日

草をきざんで畑にまいて、つ、つかれた

河川敷で刈ってきた草を押し切りでザクザク、ザクザクと切って、緑肥&微生物の餌を作ります。草はイネ科の草です。イネ科の草が一番炭素効率がよいそうです。河川敷や土手にはイネ科の草が何種類も生えているのですが、水辺のヨシ(アシ)やヨシの背後地に生えるオギなどは切ってはいけません。川を壊します。できるだけ効率の高い大きい草がいいのですが、地域の草刈り隊が定期的に草刈りをしますので、刈った後を歩いて拾うのが一番ラクチンです。刈ってきたり拾ってきた草はできるだけ早く使わないといけません。なので午前に押し切りで刻み、午後には畑に入れます。
草を2袋分刈ってきました。たくさん刈っても後が大変ですから、適当にしておきます。草の手前にある押し切りという草切りの道具で、ザクザクやります。けっこう時間がかかります。
これは土手下の両サイドに生えていた草です。名前がわかりません。調べます。
 夢中になって切っていたので、途中経過の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。完成品です。上の2袋分を切り刻むと、1袋の4分の3ぐらいになります。
 2センチから4センチぐらいの大きさに切ります。見てるだけで嫌になる人もいますよね?
 切った草と貝柄粉、米糠(こめぬか)を畑に撒きます。貝柄粉は土壌改良剤です。米糠は発酵促進剤です。無肥料栽培を始めたばかりの時に使います。軌道に乗れば不要です。
アスパラガスの畑の全面に撒いて、 土の中にすき込みます。実はどんなタイミングでやるのがいいのかわかりません。できる時にやる方針です。隣のアスパラ畑にはだいぶ前に草と貝柄粉、米糠をすき込み済なので、今日は上から草だけ撒いておきました。
すき込んだアスパラ畑。うまくいってくれよ。ほんのわずかの面積ですが、とてもシンドイ。
草のすき込みが基本ですから、同じことを畑全面にやります。気が遠くなります。オレンジ色はマリーゴールドです。
9月18日に蒔いたハクサイの苗です。少し大きくなって、本葉が出ています。防虫ネットをかけてるのに、虫に食われています。要注意です。混みあっているところは間引きます。
こちらは9月13日に蒔いた聖護院ダイコンです。やはり本葉が出ています。虫食いもあります。
9月18日に植え付けたニンニクの芽が出ていました。芽が出るまでに、けっこう時間がかかるものです。

2010年10月3日日曜日

ダイコンらしいダイコンのタネを蒔いた

雨が続いてなかなか農作業のタイミングがとれなかったのですが、今日やっとダイコンのタネを蒔きました。以前に丸いダイコンを蒔きましたが、土のこなれ具合から長いのはまだ難しいのではと思って丸ダイコンにしたのです。で、隣の畑のおじさんに土の具合を聞いたところ、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と太鼓判を押してもらったのです。すっかりその気になって、ダイコンらしい長くて太いダイコンのタネを蒔いたというわけです。

畝を立てて、スプレー缶のフタなんかを使って蒔き穴を作ります。あんまり畝は立てたくないのですが、ダイコンがちゃんと長くなりますようにのおまじないを兼ねた高畝です。
ダイコンの品種は「秋風(あきかぜ)」。ゆっくりと太るため、す入りが遅く、長く畑に置けるタイプだそうです。
 蒔き穴の中に5粒ほど蒔き、土をかけて手の平でちょっとだけ圧力をかけます。
 蒔き終ったら水をやり、防虫ネットをかけます。さあ、真っすぐ太く育ってくれよ。無肥料栽培です。
もちろん草を刈ってきて、すき込む予定です。そうしなければ、話になりません。
 燕麦の育ち具合はどうでしょう。思ったほど伸びてくれません。うーん、がまんしましょう。
 キャベツとブロッコリーの苗は、ちゃんと活着してくれました。
 ブロッコリーです。
初めはブロッコリーとキャベツと区別がつかなかったのですが、すぐわかるようになります。ぜんぜん違いますから。
 キャベツです。葉の筋と縁の感じがブロッコリーとはぜんぜん違います。
無肥料のせいか、よその畑のより、育ちが悪いようです。キャベツが巻いてくれるかな?
防虫ネットをかけないで育苗したらどうなるでしょう?ポットに蒔いたハクサイの種が実験台になってくれました。双葉と本葉2〜3枚あった苗があっと言う間に丸裸です。今回の犯人はバッタでした。
バッタが苗に取りついて双葉をガシガシかじってます。実は先に本葉から食べられました。本葉のほうがおいしいに違いありませんのでしょう。