2011年1月26日水曜日

スリットポットにブルーベリーの苗を植える

昨年、自宅周辺をいくら探しても見つからなかったスリットポットを発見。3店あるホームセンターのうち、1番遠い店の陳列棚にぽつぽつっと並んでいたのです。この店には何度も来ているのですが、見たのは初めて。今年になってから販売を始めたのかもしれません。在庫が少ないのはけっこう売れたからでしょう。

とりあえず1個買ってみました。CSM-240という外形240ミリ、内径205ミリ、駄温鉢(どこにでもある茶色の焼物の鉢)でいえば8号サイズ相当ですが、最大内径は8号より小さく、最小内径は大きい。で、鉢だけあってもしょうがないので、ついでにブルーベリーの苗を1本買って、すぐに植えつけてみました。苗はティフブルー。ものは良くないです。なので398円。ティフブルーは、やはりあまり良くない苗がすでに1本ありますから、この2本で生育状況を比較してみます。
240のスリットポット
8角形で、角に長めで細めのスリットと短めで太めのスリットが交互に入っている
底は内側に膨らんだ凸面で、普通の鉢とは反対。余分な水はスリットから排出され、少々傾斜した所に置いても水が滞留しない。 8角形と凸面の底、角のスリット、側面の2つの段差がポイントなのだそうです。
スリットポットだと鉢内に水が均等に分布するとともに、根がスリットで空気に触れて成長が止まるためルーピングという渦巻き現象を起さず、土を効率的に使い、発育が良くなるそうです。
昨年ブルーベリーに使った鉢よりも、スリットポットのほうが太く見えるが、8角形の辺で測ると上部の内径はほぼ同じ。裾はスリットポットのほうが5ミリほど大きい。高さはご覧の通り、だいぶ違います。

2011年1月25日火曜日

ブルーベリーの剪定

ブルーベリーを剪定しました。といっても、苗は花芽を摘むだけですから、たいしてやることはありません。ホームベルの実生3代目の細い枝をちょんちょんと切ってお終いです。
花芽はそこそこ着いているのですが、昨年の木の生育が悪くて細い枝ばかり(下左)なので、ほとんど切ってしまました(右)。残った枝の先に花芽が2つづつあります。ちょっと切り過ぎかも。
  

ディライトの苗にも花芽がいっぱいついている。2年生の苗は花芽を摘むだけでお終い。
 花芽と葉を摘んだディライト。2年生の苗の葉はまだけっこう残っていて、ディライトは紅葉した葉を取ってしまったけど、無理に落とさなくてもいい。ほかの苗は花芽だけ摘んで、葉はそのまま残してある。
マルチングになにを使うか決めかねていたのだが、コガネムシ対策になるというので、パーライトを置いてみた。すぐピートモスと混ざってしまいそうで、ちょっと頼りない。

2011年1月7日金曜日

phを測ってみました

ブルーベリーの用土と鉢底から出てくる排水、それに花壇の土のphを測ってみました。pH(potential Hydrogen)とは水素イオン指数のことで、溶液の酸性・アルカリ性の程度を表します。昔はペー・ハーとドイツ語読みしてましたが、今はピー・エッチと英語読みするようです。pH7が中性です。数字が6→5→4と小さくなるほど酸性が強くなり、8→9→10と大きくなるほどアルカリ性が強くなります。ちなみに、人間の胃液はpH1.77〜1.83の強酸ですが、ほかの動物はもっと強烈な酸性だそうです。

ほとんどの植物は6〜6.5ぐらいの弱酸性でよく育ちます。そういえば、人間も弱酸性ですね。アルカリ性を好む草木はまずないのですが、スイートピーが例外的にアルカリ好きです。酸性を好む草木はサツキとかシャクナゲ、ツツジなどそこそこあります。ツツジ科のブルーベリーも用土が酸性でないと育ちません。

ブルーベリーは酸性用土を使ったので間違いないのですが、念のため測ってみました。それから水やりの時に鉢底から流れ出る水も。そのpHによっては、置き場所を考えなくちゃです。花壇の土は弱酸性がよく、適当に酸度矯正はしていますが、確認することにしました。測定に使ったのは、「一目でわかる酸度測定液:アースチェック液」(住友化学園芸)。いろいろなやり方や器具があるのですが、たまたま行ったホームセンターにあったものを購入してきました。

アースチェック液のセット。
 コップに水道水を入れ、
水の2分の一量の用土を、
 コップに加えてかき混ぜる。
上澄み液をミニ試験官に2.5cc取り、
 アースチェック液を3滴加える。
 フタをしてよく振ってから、
比色表で色を見比べます。

ブルーベリーの用土は5.0ぐらい。
いい線いってます。
こちらはブルーベリーの鉢底から流れ出た水を測定したもの。
5.0と5.5の間ぐらいかな。用土よりも少し酸度が低い。
こちらは花壇の土を測ったもの。
6.5で上等です。春になるともう少し酸性に振れるかもしれない。

結果はすべてOKでした。

2011年1月1日土曜日

新年おめでとうございます

新年ですが、お話はまだ旧年、12月31日です。
キウィフルーツの木を剪定しました。年末の恒例行事です。キウィは冬の剪定と8月の枝の整理が欠かせません。ほっとおくとキウィ1本でジャングルになってしまいます。8月は間引く程度ですが、冬は強剪定します。ただ、剪定のしかたを間違えると実がつきませんからご注意を。それからキウィは雌雄異株ですから、雄木と雌木を植えないといい実がつきません。でも、わが猫額庭では2本は無理なので、雌木の途中に雄を接ぎ木してあります。
キウィは蔓性なので、ほっておくとぐるぐる巻きに。2010年は夏の高温で葉に病気が出てばさばさ落ちるので、8月の整枝をやめてしまいました。白いのは枝を誘引したヒモです。
車の上もなかなかにぎやかです。
 なんか不気味なものを見つけました。土の要塞です。なんだろ?虫の巣でしょうね。なに虫だろ?
 枝にぼこっとくっついてます。丸いきれいな穴が2つ。
枝からはずすと接触面にも大きな穴が2つ。
 きれいになりました。自画自賛です。2010年は実の数が少なかったので、枝を多めに残してあります。
こちらもほぼ完成。あともう少し枝を誘引します。
作業をしていて、蜂の巣に気がつきました。波板屋根とヨシズの間で、下からはわかりません。ヨシズにも落ちた蜂の巣が見えます。ほかに小さいまま放置された巣がいくつかありました。毎年、蜂が3つも4つも巣を作るのですが、アシナガバチで危険度が低いのでほってあります。巣があるのに気づかず、整枝していて襲われたことがあります。痛いですが、アシナガバチはたいしたことありません。できれば駆除しないでください。