2011年6月30日木曜日

花が咲き、芽がでて、虫も嬉しいな

ついにショウガの芽が出ました。普通1ヵ月で発芽するようですから、2週間も遅れました。遅れたのは植えてからしばらく気温が低かったせいでしょう。むしろ、低温で種ショウガが腐らなかったことに感謝。

落花生に早くも花が咲きました。播種後52日です。これから初秋まで咲き続けます。昨年はなにもしないでただ見ているだけでしたが、今年はちゃんと中耕してもぐりやすくしてやります。鳥対策もぬかりなくです。

エダマメは実は落花生より前に花が咲いていました。たくさん咲き続けていますが、虫の被害もそこそこ出ています。量が多くないので手で対応してます。

出たばかりのショウガの芽。よく出てくれました。ありがとう。
こっちの3本は、上のより1日早く出ていたようです。







まだ苗みたいな落花生なのに、早くも花が咲いた。







夕方に畑に行ったので、花はとっくにしぼんじゃってます。







エダマメは花盛り。
茎の途中から萎れたものが1本、2本。
枯れた茎と青い茎の境目をあばくと、中で虫(真ん中の黒いもの)が動いていた。何虫かなあ。
もうひとつエダマメの被害。葉の表と裏がはがれて中空ができていた。
葉を開けると中には虫が2匹。何の幼虫だろう。











トウモロコシはやはりまったく大きくなりません。ところが、ちっさな実が付き穂も出てきました。これがどうなっていくのか見当がつきません。ちゃんとした実にはならないでしょうが、最後まで見守っていきます。

今年はほとんど育たなかったイチゴなのですが、夏になってシュートが出てきました。なので、苗を育ててみます。うまく育苗できれば、来年は畑の記憶のある苗がうまく育ってくれるかもしれません。

2年目に入ったアスパラガスは、そこそこ芽を出しています。たぶん肥育するより小さくて数もすくないのでしょうが、今の出方を見ていると希望がもてます。うまく畑ができて、来年は美味しいアスパラガスが食べられますようにと願いつつ、倒壊防止用のヒモを張りました。

普通の3分の一ぐらいにしか育っていません。トウモロコシがちゃんと育つようになったら、無肥料栽培も本物です。
イチゴから出ている赤いヒモのようなのがシュート。どんどん伸びて節目ごとに苗ができる。シュートにできる1番目の苗は無視して、2番目以後を育てます。1番目には、いい実がつかないそうです。
支柱立てまくり、ヒモ張りまくりのアスパラ畑。ぼうぼうと育っているのとちょぼちょぼなのと、個体差が激しいな。

2011年6月17日金曜日

ブルーベリーは酸性雨もい〜い湯だな!?

クエン酸による水のpH調整がうまくいきそうです。ま、うまくいって当り前のことなんですが、何度もテストを繰り返していると、おお、やっとたどりついたとうれしくなります。水4リットルにクエン酸を小サジにほんのちょっとで、pH5.0に近づいてきました。クエン酸の量も酸度も厳密なものではありませんが、だいたいこんなもんでいいでしょう。

ブルーベリーは、用土が酸性でなければ育たないというのは常識です。しかし、用土が酸性でも、普通の水を灌水していると弱酸性に傾いてきます。弱酸性ではまずいので、そうなると酸度調整をしなければなりません。ならば初めから、酸性水を灌水しておけばいいわけです。だいぶ前から問題になっている酸性雨(pH5.6以下)も、ブルーベリーにとっては快適な打たせ湯なのかもしれません。

ちなみに、あちこちのサイトで、普通の植物(野菜も)は「アルカリ性を好む」、あるいは「弱アルカリ性を好む」という文言に出くわしますが、これはたぶん勘違いされているのだと思います。弱アルカリ性ですら好む植物は非常に限られています。弱よりも少し強いアルカリ性を好む植物は皆無といってもいいでしょう。ほとんどの植物(野菜も)は中性〜弱酸性、あるいは弱酸性を好みます。弱アルカリ性が合う植物でも、ほとんどの場合、中性でも大丈夫です。人間も弱酸性が合うはずです。

ちょいと話がそれてしまいました。酸性大好きのブルーベリーに戻ります。ホームベルとティフブルーのシュートが一気に60センチほどに伸びたので、切り戻し剪定しました。ほっておくと高い位置で枝が車状に出る車枝になって、バランスが大変悪くなります。そうならないように切り戻してやると、よい枝ぶりになり、収量も増えるのです。

4リットルの水に、小サジにわずかこのくらいのクエン酸でOK。
pH5.0に近づいてきました。ラビットアイ系ならこれで十分です。
ひょろりと伸びたホームベルのシュート。これは5月26日に撮影したもので、このとき50センチ強。切った時はさらに10センチほど伸びていました。
生えた位置から35センチのところでカット。 手前の枝は、もう少し短く切っています。
ティフブルーのシュート。こちらも30センチぐらいでカット。

2011年6月16日木曜日

タネの記憶がよい実りをもたらしてくれる!?

ばりばり降ったり、ぼそぼそ降ったり、よく水がなくならないこと。さすがに梅雨です。雨の合間をとらえて、畑に撒いた竹チップの状態を見てきました。撒いた後、すぐ雨にうたれたので、なんの違和感もなく畑になじんでいました。どのくらいの頻度で竹チップを入れればいいのか、これからの課題です。

水をたっぷりと吸った畑ではやることもないので、ちょうどころあいのよくなった聖護院ダイコンとブロッコリーのタネを採りました。5月下旬にハクサイのタネを採ってますから、タネ採集は20日ぶりです。やり方は適当です。サヤが枯れてくるのが、タネが成熟した合図でしょう。もうひとつタネ採りで残しておいた長ダイコンは、まだサヤが青々しています。

畑の善し悪しを記憶したタネが、よい実りをもたらしてくれますように!
といいつつ、実生の不安は、つきまといますね。これはもうしょうがないことです。

これが聖護院ダイコンだなんて、誰にもわからないかも。 (この写真は、竹チップを入れる前に写したもの)
ブロッコリーは、あの小さなつぶつぶがみんな花になってタネになる。驚異! (この写真も竹チップを入れる前)





聖護院ダイコン(左)とブロッコリー(右)





ダイコンのサヤを割ってみる。


同じくブロッコリーも。ハクサイと同じです。みんなアブラナ科の親類だから。
ブロッコリー(上)と聖護院ダイコン(下)のタネ。通気性のいい袋に入れて、日陰に吊るしておきます。






まわりの田圃は、田植えが終ったばかり。新潟の友人宅は5月16日(例年より遅いそうです)だったから、このへんは田植えが遅いこと。多分あちらは、気温が下る時期が早く来るからでしょう。
遠くに浮ぶ大山。見慣れた風景です。

2011年6月11日土曜日

霧のR469を抜けて、とらや工房でひと休み

10日のお話です。
竹チップを引き取っての帰りは、山際の469号線を通って御殿場に抜けました。469号線は富士山と愛鷹山の間を、富士山を巻くように走っている道です。標高が上がってくるともう霧で、どんどん濃くなること。そんな中で左右にいくつか蕎麦屋の板札が立っていたのです。へえー、静岡にこんなに蕎麦屋があるとは。駿河で美味しい蕎麦巡りをやらなきゃいけないな。
それはともかく、もう霧がすごくて必死に目をこらしながらの運転で疲れること。御殿場に出てから、「とらや工房」で一休みです。

とらや工房入り口

うっそうとした竹林。もっと暗いのです。5月はタケノコご飯を食べられます。タケノコも販売します。
木立の間から建屋が見える。
喫茶スペース、販売スペース、工房が一体となって並ぶ。オープンになった喫茶スペースの左側には、仕切りのついたスペースもあります。
販売スペース
1個250円だったかな。これだけでお茶も出ます。






お茶は何杯飲んでもただです。
抹茶ういろう
ここだけでしか食べられないどら焼きもあります。







販売スペースの向うは工房。








作っているところも見られます。

2011年6月10日金曜日

竹チップで飲酒運転になってしまいそう

竹チップを購入するために、富士宮へ行ってきました。場所は白糸の滝の南南西5キロぐらいのところ。竹チップを販売している三優建設さんを訪ねました。自宅から約100kmありますが、高速道路を使わないで往復しても辛くない距離です。重量があるので、ガソリン代を払っても、直接自分でデリバリーするのが1番安上がりな方法でしょう。

現地に着くと、前日に作った竹チップが袋に詰められていました。あとは車に乗せるだけ。そこで三優さんが「ちょっと待ってください」と荷室にポリフィルムのようなものを敷いてくれました。実は竹はチップにしてまとめると、発酵するのです。そのため熱と蒸気が出て、すでに袋から水が垂れている状態でした。発酵熱も高いところでは70度にもなるそうです。そういえば、発酵熱を暖房に使おうという提案をどこかで見たことがあります。

1個10キロ入りの袋が18個。しめて180kgです。注文する時に大人3人分と頼んだので妥当な量です。積み込み始めると「積めるだけ積んでください。料金は15個分にしておきます」と三優さんのありがたいお言葉が。すごくうれしい。遠慮なく18個全部いただきました。

帰りの車は一気に重くなってしまいましたが、重さよりも湿気が大変でした。休憩で車から離れていると、窓が白いカーテンをかけたように蒸気でびっしり。水がしたたり落ちるほどです。窓を開けて風を流しながら走り、車内を乾かします。それから、発酵するわけですから、酒のような匂いがします。嫌いな匂いじゃないのでいいのですが、飲酒運転になってしまいそうです。

自宅に帰る途中で市民農園に寄りました。できるだけ早く畑にチップを撒かねばなりません。きちんと入れられなくても、とにかく土の上に出してしまおうと12袋までは出したのですが、そこでギブアップ。もうくたくたです。残りの6袋は明日と思ったのですが、なんと雨の予報ではないですか。

向うの建物が三優建設さんの事務所。
まわりはうっそうとしてますが、すぐ下のほうに民家がたくさんある。
車に積み込んだ竹チップの袋。酒米の山田錦の袋だったので、発酵しても似合っているかもね。
袋を開けるとこんな感じ。密集した塊を割って中に手を入れると熱いぐらい。
とりあえず、12袋を畑に出しておく。
竹チップのアップ。粉状のもたくさんあってけっこう細かい。注文時に細かめをお願いしてました。






道具もなにも車から降ろしていたので、とりあえず畑に置いてきたといったところ。









(ここからは12日のお話です)11日は未明からの激しい雨のために作業は休み。よく降ること。12日にチップ積みを再開しました。

畑に行く前にゴム手袋を購入。竹チップを素手で触ると肌にぴしぴし刺さります。もちろん、軍手でもだめ。畑では地面に這いつくばるようにして、竹チップを撒いていきます。狭い畑ですが、けっこう大変です。雨の合間の曇りでよかった。晴れて気温が高かったらくたばってました。

で、途中経過は省略。いきなり完成場面です。

竹チップの積み込み完了。積み込みといえるほどの厚みにはならなかったけど、180kgでちょうどよいぐらいでした。 色が違うところがあるのは、雨で濡れたチップと濡れてないものが混ざっているため。
落花生とエダマメ。落花生の列の中には、まだ種取り用のブロッコリーがある。
エダマメには地際まで入れてます。
落花生は芽や葉の出方が普通の野菜と違うので、地際を少し空けてあります。
2年目のアスパラガス
竹チップのおかげで3年目に大きいのが出てくるか?

2011年6月9日木曜日

今年はキウィフルーツの当たり年だそうです

たまたまネットで見た神奈川県農業技術センターの2011年5月6日作成文書に「今年のキウィフルーツは着花が多く、着果過多による小玉果にならないためにも早期の摘蕾摘果が重要である点を強調して指導を行いました。今年は豊作が期待されます」とありました。

へえー、そうだったんだ。うちのキウィフルーツ、成育が遅いけどやたら花が多い、今年は豊作かなっと思っていたら、うちだけではなく、みんなそうだったんです。葉の展開が遅かったことについても、ちゃんと書いてありました。

「今年は春先の低温を受けて生育が遅れているものの、風による枝折れもなく、副蕾を含めた着蕾数は多いことが判りました」。いやまったくこの通りです。生育が遅れた分、初夏の強風期の枝が軽かったために、枝折れが少なかったのだと推測します。ついでですが、植物が育つのは「生育」でした。今までずっと、人や動物並に成育と書いてました。失礼しました。

しかし、着花や副蕾が多いと普通、なにも言われなくても摘蕾摘花し、それでも多ければ摘果します。プロの農家相手に、そんなこと強調して指導せねばならないのでしょうかね。不思議な気がします。

それはともかく、うちのキウィフルーツは、やっと葉がまともになってきました。摘果も終って、これでなんとかいけそうです。あと気がかりなのは、キウィヒメヨコバイがどうなるかぐらいですか。去年のように、どっかへ行っちゃったみたいな発生状況だとうれしいのですが。

どうなるかと気をもんだ西日避け垂直棚のキウィフルーツも、やっと正常な葉になってきた。
着花も着果も多かったけど、どんどん摘花摘果してまともな数に。ひと枝に12個ぐらいついたのもあるけど、3〜4個にします。ほんとは4個でもまずいかも。
早く咲いた花の実はかなりしっかりしてきた。
こっちは車庫の上、生育遅れを感じなかったほう。早くもジャングル状態になってきた。