2014年1月9日木曜日

春へ初夏へと耕すぞ

なんともう8カ月も投稿をさぼってしまった。
真冬の畑にはそこはかとなく寂しさが漂っているが、ハクサイやらブロッコリーやら、由緒正しい野菜たちが健在だ。10月に植えたニンニク、11月に植えたタマネギもある。もっとも、タマネギは瀕死の状態なのだが。

そんな野菜たちを横目で見ながら、春から初夏へ向けた作業をやる。野菜が終って空いた畝に枯れ草をどんどんすき込んでいく。いわゆる有機物ってやつだ。で、牛糞なぞも少し混ぜてやる。枯れ草が腐植するときに窒素分を要求するので、その対策のため。といっても、本格的に肥料を入れるのは、植え付けの1カ月前になってからだ。

今年の目玉はアスパラガスへの再挑戦。根腐れをおこして枯れたアスパラをもう一度やってみようというわけだ。で、まずはサトイモ跡のアスパラ予定地を掘り返す。アスパラ3株分の地面なのでたいして広くはないのだが、スコップで掘り起こすのは重労働だ。えらいことです。掘り返して枯れ草と牛糞堆肥、醗酵鶏糞などを混ぜ込みながら埋めもどす。土と枯れ草、牛糞堆肥、醗酵鶏糞のミルフィーユだ。うまそ。6、7日と続け、8日の雨が降り出す前に完了。70センチ強の深さしか掘っていないのでアスパラには心もとないが、今年はこれでやってみよう。だめだったらまた考えるさ。


冬の野菜


冬の畑はちと寂しいけれど
一番手前はタマネギ。苗がかぼそくて不安だったが、やっぱり厳しい。その上、モグラが土を持ち上げてしまったので、死にかけている。
奥には掘り返して積み上げた土が見える。
この時期のハクサイは、外葉の外套をまとって寒さに耐えている。ハクサイは畑に置いておけるからいいよね。
ハクサイとブロッコリーの間にはジャンボニンニク。冷蔵庫で保管していたものからも芽が出た。芽出たい。
ブロッコリーは上々。1コだけ早めに収穫してみた。美味しいよ。
ブロッコリーの隣はダイコン。苗が小さな時に、台風のような天気で半数以上がだめになってしまったが、4、5本はなんとかいけそうだ。










ここ掘れわんわん

ひたすら掘る。ヨコ2メートル、タテ1メートルぐらいの範囲を掘り返して、まわりに土を積み上げていく。ここは12月まで京イモ(タケノコイモ)が植わっていたところ。
50センチぐらいの深さまで掘る。地表から20センチぐらいで層がくっきり分かれる。上は耕して畑の土らしくなった層、下は赤土が固まって粘土状になった層。実際の地表には20センチほど盛り土をしてあったので、畑の層は40センチぐらいあったわけだ。
土の状態の違いがよくわかる。
赤土の層はまだいいほうで、深さ50センチからさらに70センチあたりまで掘ると、ほんとの粘土層に突き当たった。ここは水田の上に赤土を載せている所。70センチで水盤に届いたのだろう。この水盤のために水はけが極端に悪く、過湿を嫌う野菜の育ちが悪い。とりあえず粘土層を掘り返しはしたが、抜くとこまではいってないだろうな。しかし、もう体力の限界だ。
掘り返した所に枯れ草(河川敷の草刈りをした後に落ちているのを拾ったもの)、牛糞堆肥、有機石灰などをすき込む。
近くの農業組合がコンポで作っている牛糞堆肥。
有機石灰
さあ混ぜ込むぞっ。まずは枯れ草。
牛糞堆肥を撒いて
 ブレンドしながら有機石灰を振りまく。
この繰り返し。
何層かミルフィーユ状に重ねて完成。
写真によって色がぜんぜん違う。
周りに積み上げてあった土もきれいになった。これでなんとか手を打ってくれといいたいね。
手前の枯れ草がもじゃもじゃ見えている畝は、深さ30センチぐらいしか耕していない。普通はこれで十分なのだ。