2010年5月29日土曜日

さいた、さいた、キウィがさいた

キウィの花が咲いた。今年は天候不順のせいなのか、やっと咲いたという感じ。多分、例年より遅いと思う。でも、ちゃんと咲いてくれたんだから、ほめてやんなくちゃ。よしよし。実は雄花はだいぶ前から咲いていて、やば、この調子だと雌花が咲く頃には雄花がなくなってしまうとあせっていた。間に合ってよかった。

きのう少し開き気味だった雌花が開花しました。ホッとしました。







雄花(左)とはまったく違います。メデューサの白髪みたいなのがメシベです。雄花は花が小さく、オシベだけって感じです。






オシベの花粉をメシベにつけて人工受粉させます。こうすると充実した良い実がなります。今年は雌花の数が少ないので楽ですが、多いと大変です。キウィ農家はどうしてるんだろう?
雄花は群れて咲きます。1本の花茎に3つも4つも花がつき、時間差で咲きます。雌花の開花が遅くても、なんとかがんばろうとけなげです。










2010年5月21日金曜日

伸びる、伸びるアスパラちゃん

土の中からちょこんと顔を出したアスパラガスが、すごい勢いで伸び出した。針のような大きさはそのままだから、簡単にペきっといきそうだ。こいつを折らないように育てて、ちゃんと炭酸同化作用をさせなくてはいけないのだ。ほかのポットの苗も出そろって、やったーってなもんなのだが、普通種を3コ蒔いて1ポット1本にするので、後から出た苗を抜かねばならない。こんなに時間をかけてやっと出てきた苗を抜いてしまうのは忍びないなあ。アスパラ1本でもこれだもの、育てた牛や豚を口蹄疫で殺さねばならない人たちの悲しみはいかばかりか。

一直線に伸びていさぎよし。早くも枝が出てきたような。







よくよく見てもわからないけど、右から3列の9つのポットすべて発芽しています。
アスパラはポット蒔きしないのが普通なので、さてこれからうまくいきますか。




ほかの野菜も順調です。左側はトウモロコシ。右側は枝豆。枝豆もポット蒔きはしないものです。







マリーゴールド(フレンチ系)も大きくなっています。もう一つのマリーゴールド(イエロージェム)は発芽しましたが、双葉はフレンチ系の5分の1ぐらいと小さいのです。

2010年5月17日月曜日

ついに、やっとアスパラガスが発芽した

アスパラガスが芽を出してくれた。発芽まで時間がかかるのは知っていたのだが、播種したのが4月26日だから、今日で21日芽、っと21日目。実際に芽が出たのは15日か16日だろう。毎日、ポットを凝視していたのだが、リアルタイムは見逃したようだ。現在、全3本。日々、本数が増えることだろう。うれしい、うれしい。畑の準備もだいぶ進んでいるので、ちょうどよい感じで定植できそうだ。

ポットの真ん中あたりからプチっと針先が出たようなのが、アスパラガスの芽です。






アップするとこんなチビちゃんのうちから、アスパラの先っちょの感じがありありです。

2010年5月14日金曜日

小倉遊亀の女にリアリティを感じる

宇都宮美術館に小倉遊亀展を見に行った。宇都宮へは仕事で数回行った事があるが、美術館に行くのは初めて。平成9年にできた市立の美術館は、街の北郊の広葉樹が繁る森にたたずむ。周辺には樹木と草の生えた広場、広場の縁に森の中のアトリエと四阿(あずまや)しかなく、緑の息吹をもらってものすごく気分がよくなる。森や丘を利用した美術館には静岡県立美術館、茨城県立陶芸美術館などがあるが、宇都宮の森は一段と森らしい。
小倉遊亀(おぐらゆき)はそのへんにいるような女をそのへんにいるように描く。だいたいがガチャ目で、美化していない。彼女が描く崇高な観音や菩薩の顔とは、はなはだしく違う。そのへんにいる女の子が娘になり、大人になり、そしていろいろな経験を積んで老年になっていく。そのへんにいる女の一生なのだが、「あたしはあんたと違うのよ」とでもいった空気をまとっている。そのへんにいる女こそが、時代を変えて行くということなのだろう。女性には特にお薦め。ぜひ、ご覧ください。

森の坂道を登ると帝京大学があって、さらにずっと行くと、美術館の駐車場に着く。駐車場から少し歩くとあたりが開けて草の広場に。広場の上には身障者用の駐車場がある。
手すりのついている階段をあがると美術館がある。

上の写真の広場の縁で、うさぎが跳んでいる。








手すりの階段の向うに美術館が。









階段を上がり切るとファサードが見えるのだが、








メインの通路は、身障者用駐車場から続くこっちのような気がする。








美術館前の石を組んだお知らせボード

本物の絵は写真に撮れないので、せめてこんな形でも。左の上、足を組んで椅子に寄りかかっているのは「コーちゃん」(越路吹雪)です




エントランスに向かうと中庭が見える








エントランスホールから展示室に向かう廊下の始まりの所に、またお知らせが。この絵(タイトル:娘)も迫力があります





展示室に向かう廊下を展示室側から撮っています。窓から庭の絵の具が見えます。
この廊下は手前が広く、向うが狭くなっているため、すごく奥行き感があります。

2010年5月7日金曜日

早くも発芽、びくともしないやつもいる

遅まきながらの4日に蒔いた種が、早くも発芽してきた。蒔いたのは枝豆、トウモロコシ、マリーゴールド2種。蒔いて三日目で枝豆が頭をもたげてきた。マリーゴールドは普通のフレンチ系が発芽。レモンジェムのほうはまだ見えない。4月26日に蒔いたアスパラガスはまだびくともしない。発芽が遅いんだよね。苗を買えばいいのだが、まずは苗作りも自分でやってみようと欲を出してみた。今年は4月の気温が低かったために、遅まきになってしまった。ちゃんと育ってくれよ。

5月4日に播種









枝豆むくむく、やあ、目が覚めちゃったよ







マリーゴールドの双葉。普通は園芸店で苗を買いますよね

2010年5月5日水曜日

キウィの新梢は強い風が苦手

キウィの枝が少しずつ伸びてきた。新緑の5月、さわやかな風が梢を渡る。うーん、気持ちいい、とばかり言っていられないのが困ったところ。キウィの新梢は大変もろく、強い風にゆすられると簡単に折れてしまう。なので、枝が伸びてくるとひもで結んでサポートしてやらないといけない。油断していると、蕾がついた枝が折れてぶらさがっているのを見るはめになる。
もうひとつ、枝のサポートといっしょにやるのが蕾掻き。1本の枝に3個にするとよい実になるので、たくさんついた蕾を掻いてやる。こいつは4個にしてやろうなどと欲張ると、やっぱり実が小さくなる。一番上と一番下の蕾を落とすのが基本だが、下の蕾は早く出た分大きいので毎年迷う。


この枝には蕾が6個ついてます







下の2つと上の1つをとって、3つにします








この枝にも6個の蕾がありました。上と下の1個づつを取って4個にして様子をみます。最終的には3個にします。この大きさの枝になると、風が強く吹くとポキッといきます。

2010年5月2日日曜日

若冲に魅かれて、またまた静岡に

静岡県立美術館に伊藤若冲を見に行った。3日前の由比は食いっ気のみだったが、今日は心の栄養を求めて、なんてカッコつけちゃって。美味しいものも美しいものもまず目が喜ぶから、似たところはあるな。目の喜びようで言えば、桜エビはB級かもしれない。若冲といえば鶏と野菜だ。ドット画(ほんとのドット画とは違う)があまりにも有名になったけど、作品をずっと見て行ってドット画の前に来ると別世界に入ったような感じになる。アナザーワールドなのだ。てなわけかどうかは知らないが、展覧会のタイトルも「伊藤若冲アナザーワールド」。ドット画の大作を本人作ではないと言う専門家もいるが、宜(むべ)なるかなてなところです。(展覧会の「アナザーワールド」は、水墨画の世界のことをいっているのでしょう)

静岡県立美術館がある丘の入り口?です。県立大学や図書館もあります。手入れの行き届いた、とてもきれいなところです。





美術館を入ってすぐにドット画の屏風がお出迎え。本物の「樹花鳥獣図屏風」はここの館蔵品です。





お出迎えしてくれたレプリカの背後の地面には、ドットを制作して構成した、まさにレプリカが置いてあります。行った時にはまだなかったのに、展示室を見ている間に完成してました。



これは誰でしょう。「考える人」(ロダン作)ですが、本意は「人は考える」。人はなんでも考える。ほんとにキミは若冲なの?って、同じ仲間(どちらも館蔵品)だから真剣に考えています。(静岡県立美術館のロダン館は有名。作品は自由に撮影できます)