ブルーベリーの用土と鉢底から出てくる排水、それに花壇の土のphを測ってみました。pH(potential Hydrogen)とは水素イオン指数のことで、溶液の酸性・アルカリ性の程度を表します。昔はペー・ハーとドイツ語読みしてましたが、今はピー・エッチと英語読みするようです。pH7が中性です。数字が6→5→4と小さくなるほど酸性が強くなり、8→9→10と大きくなるほどアルカリ性が強くなります。ちなみに、人間の胃液はpH1.77〜1.83の強酸ですが、ほかの動物はもっと強烈な酸性だそうです。
ほとんどの植物は6〜6.5ぐらいの弱酸性でよく育ちます。そういえば、人間も弱酸性ですね。アルカリ性を好む草木はまずないのですが、スイートピーが例外的にアルカリ好きです。酸性を好む草木はサツキとかシャクナゲ、ツツジなどそこそこあります。ツツジ科のブルーベリーも用土が酸性でないと育ちません。
ブルーベリーは酸性用土を使ったので間違いないのですが、念のため測ってみました。それから水やりの時に鉢底から流れ出る水も。そのpHによっては、置き場所を考えなくちゃです。花壇の土は弱酸性がよく、適当に酸度矯正はしていますが、確認することにしました。測定に使ったのは、「一目でわかる酸度測定液:アースチェック液」(住友化学園芸)。いろいろなやり方や器具があるのですが、たまたま行ったホームセンターにあったものを購入してきました。
アースチェック液のセット。
コップに水道水を入れ、
水の2分の一量の用土を、
コップに加えてかき混ぜる。
上澄み液をミニ試験官に2.5cc取り、
アースチェック液を3滴加える。
フタをしてよく振ってから、
比色表で色を見比べます。
ブルーベリーの用土は5.0ぐらい。
いい線いってます。
こちらはブルーベリーの鉢底から流れ出た水を測定したもの。
5.0と5.5の間ぐらいかな。用土よりも少し酸度が低い。
こちらは花壇の土を測ったもの。
6.5で上等です。春になるともう少し酸性に振れるかもしれない。
結果はすべてOKでした。
返信削除アースチェックの説明文ですと 三摘滴下と記されていますが
小生は『ケチ』ですので 容器に入れる水の量を1/3にして一滴滴下しています。
経験上何ら問題は無いようです。