2012年9月30日日曜日

天高くイモ肥える秋

(9月29日のこと)
サツマイモを掘ってみました。そろそろ収穫適期なので、でき具合を確認するためです。初物なのでワクワクものです。ひっちゃかめっちゃかに入り組んでいる蔓を整理して、地際近くで切ってしまい、慎重に土をかき分けていきます。イモに傷がつくと保存できなくなるので、できるだけ手を使います。少し掘ると出てきました。鮮やかな赤紫の「べにはるか」と感動のご対面です。

「べんはるか」は平成19年に鹿児島で作出された、まだ若い品種ですから、「べにあずま」全盛の関東ではまず見られません。でも、うまいと評価の高いサツマイモなんです。これから普及するかもしれません。ところでサツマイモって、取ってすぐよりも、しばらくおいてからのほうが食味がいいそうです。全然知りませんでした。もうひとつ、低温でじっくり蒸したり焼いたりしたほうが、甘味が増すそうです。化学変化の問題です。


これで一株

蔓をまとめて











地際でぱちんと切る
根際から慎重に土をほぐしながら掘っていく
イモが見えてきた










1株に7個。手ごろな大きさで扱いやすそう。まだちっちゃいのもある。
これで2株分14個。こっちのほうが本当の色らしい鮮やかさ。


2012年9月17日月曜日

とても進化してるのに、治癒率は改善しないんだよね

初めて国立がん研究センター(東京築地)へ行ってきました。いえいえ、病気で行ったわけではありません。創立50周年記念イベント「がんの今と、これから」(2012年9月15、16日)を見学したかったからです。イベントは「外科手術体験セミナー:ブラック・ジャックセミナー」(病院棟)、「がん患者さんの暮らしが広がるアイデア展」(管理棟)、「がんの最新情報」(研究所)など盛りだくさんに、さまざまな取り組みが紹介されていました。

そのなかで1番興味があったのは「がんの最新情報」です。がんの研究や治療がどのくらい進化しているのか、とても気になります。で、わかったのは、研究も治療もいろいろ新しい試みを行い、新発見もたくさんあるけれど、成果がまだ治癒率の改善にはつながっていないということです。進化しているようだけど、根本はまだ昔のまま。固形がんは「手術できる段階で、手術して取ってしまう」のが、治癒につながる最善の治療法であることに変わりはありません。会場で立ち話した医師も、そうおっしゃってました。日進月歩の医学ですが、がんはとてつもなく手強いのです。専門家の方々には、さらなる研究、努力をお願いします。



国立がん研究センターはまだ50周年なんですね。まだがん年齢になってません。がん年齢になるころには、画期的な治療法がうまれるかな?
ここから向こうが研究所。がん研究の英知が結集しているはず。
最新情報のパネル展示。ものすごいことさりげなく書かれている。




パネルの1例


もう1枚
新しい医療機器。3Dモニターが多かった。
疼痛ケアの医療用麻薬の紹介。日本は医療用麻薬の使用料が少ない。痛みへの理解が深まっていない結果なのだろう。痛みは人間の尊厳をめちゃめちゃにする。医療用麻薬をおおいに使おう。
管理棟会場では、生活面のさまざまなケアが紹介されていた。
実は、1番おもしろかったがこの「ブラック・ジャックセミナー」。小中学生ががん研究センターの医師、看護師の指導のもとに、医療機器を用いた手術を疑似体験する。模擬手術台の上に生肉のようなものが置かれているので、えっとか思ったりした。
腹腔鏡のトレーニングマシン。ゲーム感覚でできるのか、器用に操る小学生もいた。
腹腔鏡による手術のシュミレーション。膵臓だったかな。まくいかないと画像が暴れ出したりする。うまく切除できると拍手が巻き起こる。








成績がいいと「未来のブラック・ジャック」認定状が授与される。

2012年9月14日金曜日

まだ暑いけど、秋野菜を植えたぞ

今日のお昼頃、サカタに頼んでおいた秋野菜の苗が届きました。げっ、早過ぎだぞとあせったのですが、畑のほうは完璧に準備していたので、夕方近くに植えることにしました。サカタの通信販売はいつ送ってくるのかまったくわかりません。発送しても連絡もきません。今どき困ったネット通販です。改善してほしいものです。高いから当たり前かもしれませんが、ものはいいんです。

苗はキャベツ(新藍)、ハクサイ(さとぶき613)、スティックブロッコリー(セニョール)、ブロッコリー(緑帝)各4株、計16株です。これを8株1グループにして植えます。

キャベツとハクサイ
ブロッコリーのほうは、写真撮るの忘れてばらしてしまった。さすがといおうか、うまく梱包するものだ。
この畝に2列に植える。土に刺さっている青い棒は、事前に決めておいた植え場所の目印。 曲る支柱を立て、防虫ネット用を張る用意をしておく。
目印をつけておいた植え場所に植え穴を掘って灌水する。こうしたほうが根の張りがよくなるそうだ。
灌水後はこんな感じ。8つの植え穴。1番右のが写ってない。普通の2条植えよりも間隔が狭いので、斜めに配置してある。
上と同じキャベツ
植え穴に置いて土を寄せる。浅植えにする。苗が植わっていた土の面が、畑の面よりも少しだけ上になるようにする。
こちらはハクサイ。やはり浅植え。
全部植え終ったら、たっぷりと水を遣る。













 水を遣ったらさあおしまい、ではなく、これからまた一仕事。
農薬を使わないので防虫ネットを張る。曲る支柱にネットをかけて、端をしばってコブを作る。ネットが短いので小さなコブしかできなかった。
針金で自作した金具を
コブの内側に合わせ、土に差し込んでネットを固定する。両方の端を固定して、ネットをピンと張る。










ネットの裾に虫が入る隙間ができないように、土をかける。
最後に、今度はネットの上から曲る支柱をかけて、風に負けないようにする。
これでできあがり。お疲れ様でした。
かなりの害虫を防げるが、怖いのはネキリムシ。土の中にいるやつには効果ゼロ。

上のほうの緑はラッカセイ、右の緑はイチゴの苗。イチゴは買った苗とあわせて、10月中旬に定植する。








こちらはブロッコリーとスティックブロッコリー。同じ畝に植えてある。期待のスティックブロッコリーがうまく育つといいな。ネットの幅が2条植えには狭かったので、背が低くなってしまった。育ったら突き当たるかもしれない。