今回の教訓:蕎麦は蕎麦粉だ。粉が良ければ少々失敗してもノープロブレム
久しぶりに蕎麦を打った。蕎麦粉は挽きぐるみの地粉。JA湘南の店に出ていたのを買っておいたもの。よし生粉打ちだと張り切っていたのだが、いざ袋から出してみると「これは手強そう」。粒が粗い感じで、へなちょこな腕では対応できそうにない。さっさとあきらめて、二八にした。
蕎麦粉400gに割り粉100g、水は45%。打ち始めて「やっぱり手強いわ」。つなぎ(割り粉)を入れているのになかなかまとまってくれず、ぼそぼそのままで終ってしまいそうな恐怖に襲われる。しかし、香りは強い。ちゃんとできればうまいはずだ。なんとかごまかさねばと裂け目がちゃんとふさがっていないのに強引に伸ばしにかかる。失敗パターンだ。でも、香りは非常に強い。
水が少なすぎたのかなあ。それでもなんとか伸ばして、でもはじっこはぼそぼそだし、ちょっとへまするとぺこんと折れそうでつらい。昔、バフン紙という馬の糞を丸めて伸ばしたような紙があったけど、そんな感じだもの。バフン紙より香りはぜんぜんいいけどね。
まいったなと思いながらも、やるしかないと厚みを残こしたまま半分にだけ折って、長さを確保する。半分以上に畳むとばらばらになってしまうに違いない。慎重に切ってひと茹で。おっかなびっくり食してびっくり。これがうまかった。上等の田舎だ。香ること香ること。舌触りも喉越しも上等。美味い蕎麦が食べられたぞ、ばんざいだぞ!
(ご覧のように、ぶつぶつの地粉です。色はかなりのグレイです。割り粉と比べてみてください。
途中経過は、ぼろぼろでとてもお見せできません。円錐形に立ってるやつもクレーターだらけです。実は、必死の巻きで、写真撮る余裕がありませんでした。蕎麦1本は包丁の長さです。この1.5倍ぐらいに伸ばさないといけませんが、ぜんぜん伸びてくれません。畳むと折れます。ざるがないから、水をぴっぴと切ってお皿に。失敗作だあと思っていたのに、美味かったので感激です)
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