交配のやり方は、まず筆とお椀を用意します。筆は柔らかいこうがいいですね。羊毛のふわっふわしたやつでもOK。お椀は内側が黒いのがいいでしょう。お椀を花の下にあてがい、枝をトントンと軽く叩きます。すると花粉が落ちて、お椀にびっしりつきます。それを筆でとって、花のメシベにつけてやります。やり方はとても簡単です。
筆と内側が黒いお椀を用意
花の下にあてがい、枝をとんとんとかるくたたく
すると花粉がびっしり。1本の木だけでなく、いろんな品種の花粉を同じお椀に集めてミックスする。自家受粉しないので、どの木にも違う品種の花粉が行き渡るようにする。
花粉のアップ
ミックスした花粉を筆にとって、
メシベにつけてやる。いくつかの品種の花粉が混ざっているので、受精するチャンスも多くなる。
品種ごとの花をアップでご紹介します。花が一番早く、比較的まとまって咲いたのは、ウッダードでした。それでも、全部咲いたわけではありません。その次に早く咲いたのがデライト。ティフブルーが1番遅く、まだ小さな蕾のままです。がんばってなるべく早く咲いてくれないと、交配相手がいなくなってしまいます。
花は1つの花芽に、8コから12コぐらいつきます。品種によって白だったり、というか白がほとんどなのですが、淡〜くピンクがかっていたり、なんとなく薄緑のようだったりするのもあります。形も微妙に違います。丸みがあったり、長かったりとさまざまです。
ウッダード
うちにある品種の中では、1番丸みのある花をつける。早く咲き揃ったのだが、まだ開花していない蕾も多い。
デライト
わずかにピンクがかっている。背後に見えるのはまだ蕾。蕾のほうがピンクが強い。
ノビリス
他に比べて花が長い。交配している写真もノビリス。
パウダーブルー
白い可憐な花。今年は花はうんと少ない。
ホームベル
自家受粉の可能性のある品種だが、交配したほうが確実。
3代目(ホームベルの実生の実生)
かすかにピンクをおびている。ホームベルとは違う種類になったので、どんな実がなるのか楽しみ。
ティフブルー
2本あるが、どちらの花もまだこんなものなので、交配のタイミングが気になる。
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