トウモロコシの雌穂(しすい)からヒゲが出てきました。種を蒔いた(直播き)のは5月24日ですから、播種後56日たっています。ちょっと早めかもしれません。ヒゲのことを絹糸というようです。絹糸が出てから20〜25日で収穫となるそうですから、8月8日〜13日にいただきますとなります。
今年から有機肥料のボカシ肥料を使っていますが、有機肥料は効き出すのが遅く、効き目もよくないので、化成肥料の施肥スケジュールよりもタイミングを早くし、こんなにやるのってぐらい大量にやらねばなりません。特にトウモロコシは肥料喰いですから、いっぱいやります。
また、この2年間、無肥料栽培を目指していたので、イネ科の草や竹チップを生のまま畑に入れてきました。なので畑の炭素率がすごく高いはずです。炭素率が高いと、肥料の窒素が土中の炭素分を分解するのに使われるため、窒素飢餓に陥って作物がまったく育ちません。だからよけいに施肥量を増やしてみました。トウモロコシが順調に育っているところをみると、なんとかうまくいったようです。
ところで、トウモロコシのヒゲって、なんだと思いますか?メシベなんですね。トウモロコシの実は小さな豆がぎっしり集まってできていますが、あのひとつひとつは独立した花で、花から1本ずつメシベであるヒゲが出ているというわけ。ヒゲというより髪といったほうがよいほどふさふさしているのは、実が詰まっているからなのです。
ヒゲが生えるように伸びてきた。
ヒゲの反対側にも1本あるが、これはもぎとってしまう。
絹糸というほどに繊細で美しい。花粉をからめやすいいように、ヒゲの1本1本にも毛が生えている。
葉の上には花粉がびっしり。
ヒゲのはるか上から、花粉が降り注いでくる。なんか変わってるよね。
トウモロコシは葉っぱはたくさんあり、図体も大きい。なので自然にまかせると2個も3個も実が成るが、1個にしないと共倒れになって貧弱な実しかできないそうだ。
これには3個の実がスタンバイしているが、1番上を残してあとは捨てるかヤングコーンで食べてしまう。
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