2011年5月11日水曜日

肉食系と草食系、テントウムシのお話です

ブルーベリーを観察していたら、葉っぱの上にテントウムシがいました。テントウムシも種類がいっぱいありますが、ブルーベリーにいたのはニジュウヤホシテントウでした。なんか悪さするのかな、と思ったのですが、ブルーベリーを食害することはなさそうです。ナス科の葉が好物だそうで、ブルーベリーの横のプランターに植えてあるトマトが目当てだったのでしょう。いや、それはそれで困るのですが。

テントウムシは肉食系と草食系に分かれ、肉食系はアブラムシやカイガラムシ、菌類を食べてくれるので、農業にとっては益虫になります。草食系はその名の通りで、害虫になります。肉食系と草食系を見分けるのは素人には難しいのですが、羽に艶があって光っているのは肉食系だそうです。草食系は羽が微毛に覆われて艶消し状態になっていますが、艶消しにも肉食系がいますから難しいことになります。

テントウムシの中で1番親しみがあるのは、ナナホシテントウでしょう。虫嫌いの女性にも蹴っ飛ばされずにすみます。そのナナホシテントウの蛹(さなぎ)をブラックペパーミントとゼラニウムの葉の上で見つけました。羽化するところを見たかったのですが、気がついた時にはペパーミントのは抜け殻になっていました。朝起きない奴はよい思いができません。

どこ行っちゃったかなーと何気なくカモミールを見たら、なんとオレンジ色がもぞもぞ動いているではありませんか。やった、カモミール食堂でごちそうを食べていたのです。アブラムシはカモミールが大好き、ナナホシテントウはそのアブラムシが大好き。うまくできています。ゼラニウムのも羽化したら、アブラムシ退治に参戦してほしいものです。

ニジュウヤホシテントウ
羽は艶消しになっている
ブルーベリーは食べないよ、な、
道端のブラックペパーミントに置き忘れられたようなナナホシテントウの蛹

 抜け殻
 カモミールのはじっこにちらりと黒斑点のオレンジが見える
 ナナホシテントウ
しきりにアゴを使ってました。食事中、ポツポツ見える黒い点がアブラムシです。

0 件のコメント:

コメントを投稿