禍福は糾(あざな)える縄のごとし。ミニトマトが折れたので、がっかりしながらほかに強風の被害がなかったか見ていたら、ブルーベリーの挿し木が二次成長しているのを発見。3日間も雨が降ったし、ちっちゃな芽なので、つい見逃していました。なんにしろ嬉しい。
二次成長は、根が生えて外界から養分を吸収しだした証拠なのです。挿し木をすると、根がなくても毛細管の原理で水分を吸い上げます。水があれば、挿し穂に蓄えた養分で葉を出します。葉を出したら、養分を使い果たしてしまい成長は止まります。しかし、その葉に日光を受けることで光合成が進み、栄養を蓄えて発根を促します。根が出れば、みずから養分を吸い上げて新しい葉を展開します。この段階が、挿し木の二次成長です。ここまでくれば、挿し木は大成功。まだ慎重に様子を見ながらですが、これからは苗木になります。
(ここでいう二次成長は、植物学でいう二次成長とは異なります)
2月21日に挿し木をしていますから、発見した日よりも数日早く芽が出ていたとして、二次成長するまでに約3ヵ月かかっています。まあ順調といっていいでしょう。8本挿して、1本が枯れ、3本はまだ二次成長が始まっていません。現段階で打率5割です。あと1本はまず間違いなく根付くはずです。残りの2本のうち1本(ティフブルー)は挿し穂が葉のない枝だけになってしまい、もう1本(デライト)は花芽だけの枝だったので厳しいかもしれません。でも、まだ希望は捨てていません。
(小さな小さな芽なので、よく見えません。写真をクリックすると大きめの写真が出るので、そちらで確認できます)
二次成長で芽を出し始めたティフブルー。もう1本のティフブルーは葉なしの細い枝のみで、生きてはいるけど、まったく変化がない。
上から1、2、3番目の葉の腋から芽が出ている。1、2番目には1度枯れた芽が残っている。
パウダーブルーは、2本とも新しい芽が出ている。
上の拡大写真。全部の中で1番大きい芽。
こちらもパウダーブルー。枯れた芽と並んで新芽が生えている
ノビリス
枯れた芽の横にちっちゃな新しい芽が
もう1本のノビリスはまだ芽が見えないが、まず大丈夫でしょう。クロロシスみたいな葉っぱ。
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