2010年11月5日金曜日

収穫だ、収穫だ。採り入れだ、採り入れだ

ショウガと落花生を収穫しました。わずかばかりですが、楽しいものです。無肥料、無農薬で育てた、いや勝手に育ってくれた、いとしの野菜です。ショウガと落花生じゃ、あんまり野菜らしくないかも。野菜って葉っぱって感じですものね。

ショウガは古根の上に2階建てみたいに新しい塊が育っています。1階と2階じゃ顔つきも色艶もまったく違います。2階は夏の新ショウガと同じようなものです。掘り上げているそばから、ツーンとしたいい匂いが漂います。
落花生は1株にいくつ生るのでしょう。秋が深まっても子房柄を伸ばして、豆作りに精出しています。土から引き抜くと豆だらけ。青臭い生っぽい匂いが広がります。いっちょまえの落花生から、それこそ豆つぶのような豆の赤ちゃんまで。初めてだったので、感動しました。
5月に植えてから約半年。この間、1度だけ土寄せしただけで、なにもしていません。






品種は「金時」という小型のショウガですが、肥育したものと比べるとさらに小さいかもしれません。







落花生も植えっぱなしです。土に潜り損ねた豆が鳥に食われてしまったので、小包ヒモで鳥避けを作りました。たった4株しかないので、鳥にやるわけにはいきません。




よいしょっと掘り上げです。すごいものです、予想以上のはびこりぐあいです。もう暗くて、フラッシュを使っています。





いったい1株から何本の子房柄を出すのでしょう。この期におよんでも、まだ伸びようと意欲満々の子房柄がたくさんあります。






自宅に帰ってすぐ水洗いし、天地さかさまにして干します。これは翌朝の撮影。豆は全体に小ぶりです。






莢(さや)にいかにも落花生らしい模様が入っているのが完成品です。半分のっぺらぼうの未熟者や土に潜ったばかりの豆つぶ豆もあります。豆といっても、豆にはなっていません。




落花生の根をご覧あれ。小さな粒々は根粒菌が作った根粒です。根粒菌は大気中の窒素を固定して植物に供給してくれます。植物は光合成の産物を根粒菌にやり、共生関係ができあがっています。野菜の中ではマメ科植物だけの芸当です。

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