2011年5月30日月曜日

やったね!ブルーベリーの挿し木が根付いた

禍福は糾(あざな)える縄のごとし。ミニトマトが折れたので、がっかりしながらほかに強風の被害がなかったか見ていたら、ブルーベリーの挿し木が二次成長しているのを発見。3日間も雨が降ったし、ちっちゃな芽なので、つい見逃していました。なんにしろ嬉しい。

二次成長は、根が生えて外界から養分を吸収しだした証拠なのです。挿し木をすると、根がなくても毛細管の原理で水分を吸い上げます。水があれば、挿し穂に蓄えた養分で葉を出します。葉を出したら、養分を使い果たしてしまい成長は止まります。しかし、その葉に日光を受けることで光合成が進み、栄養を蓄えて発根を促します。根が出れば、みずから養分を吸い上げて新しい葉を展開します。この段階が、挿し木の二次成長です。ここまでくれば、挿し木は大成功。まだ慎重に様子を見ながらですが、これからは苗木になります。
(ここでいう二次成長は、植物学でいう二次成長とは異なります)

2月21日に挿し木をしていますから、発見した日よりも数日早く芽が出ていたとして、二次成長するまでに約3ヵ月かかっています。まあ順調といっていいでしょう。8本挿して、1本が枯れ、3本はまだ二次成長が始まっていません。現段階で打率5割です。あと1本はまず間違いなく根付くはずです。残りの2本のうち1本(ティフブルー)は挿し穂が葉のない枝だけになってしまい、もう1本(デライト)は花芽だけの枝だったので厳しいかもしれません。でも、まだ希望は捨てていません。
(小さな小さな芽なので、よく見えません。写真をクリックすると大きめの写真が出るので、そちらで確認できます)

二次成長で芽を出し始めたティフブルー。もう1本のティフブルーは葉なしの細い枝のみで、生きてはいるけど、まったく変化がない。



上から1、2、3番目の葉の腋から芽が出ている。1、2番目には1度枯れた芽が残っている。

パウダーブルーは、2本とも新しい芽が出ている。
上の拡大写真。全部の中で1番大きい芽。
こちらもパウダーブルー。枯れた芽と並んで新芽が生えている
ノビリス
枯れた芽の横にちっちゃな新しい芽が
もう1本のノビリスはまだ芽が見えないが、まず大丈夫でしょう。クロロシスみたいな葉っぱ。

夜が明けたらミニトマトが折れていた

いや、雨が降ったこと。台風→熱帯低気圧のせいで降りっ放しでした。もっとも、湘南地域はたいしたことはなかったのですが、今日の朝は、「あっ、トマトが折れてる!」の声で起されました。急いで庭の出ると、ミニトマトのピッコロ・カナリアが3番花の下でポッキリ。泣くしかありません。たいした風ではなかろうとあなどったのが原因です。わき芽を掻いてしまったトマトって、もう新しい芽は出ないのかなあ?

ピッコロ・カナリアがポキリ。隣のピッコロ・ルージュは無事でした。
もし折れるとしたら、この画面の右のほうに見える、50センチ以上に伸びたブルーベリーの枝だと思ってました。ブルーベリーはまったく固定してなかったので、へろへろと風を受け流したみたい。

2011年5月26日木曜日

ぐんぐんと二次成長も始まったブルーベリー

ブルーベリーが順調に成長しています。新しい枝を勢いよく伸ばし続ける木もあれば、1度成長が止まった枝の先からさらに枝を伸ばす(二次成長)木もあります。今のところ害虫も病気も見当たりません。チップバーンのような茶色いひずみが少し見られますが、ちょっと思い当たりません。病害虫はこれからですね。
(チップバーンとは葉焼けのこと。水不足や肥料のやり過ぎで、新しく出た葉が部分的に茶色に縮む現象)

デライトが1番まとまりがいい。というより、おとなしくてやたらに枝を伸ばさない。こじんまりまとまっている。二次成長の芽は1番多い。
デライト。大きな葉の枝は、春に伸びたもの。その1番先の葉の腋から、ちょこっと二次成長枝が出ている。
これが大きくなると繋がり目はわからなくなる。
上のよりも早く出た二次成長枝。
ティフブルー
うちに来た時はひどい姿だった。2年ぐらいで美人になるぞ。
ティフブルーのシュート。冬のうちから芽があるのがわかっていたものなので、シュートにしては早い時期に伸びている。これで23センチ。
ティフブルーも二次成長している。
ホームベル
去年遅く出たシュート(たぶん)の先が枯れ込んでいたのを買って来たもの。ポットから抜くと、根鉢が2重になっていて、根もすくなく、ひどい状態だった。JAのショップだからといって、信用してはいけません。枯れかかったのを平気で売っていたりもします。それはともかく、ばっさりカットしたら、新しく出た枝が伸びること。すでに50センチある。

こちらはもとからあったホームベルの実生3代目。実生の実生だからなのだろう、素人目に見てもホームベルとはかなり違う。こちらも長く伸びていた枝をばっさりカットしたのに、車枝のようになった。ホームベルだと切り際に近い2本ほどは上に伸びるが、これは横にだらーっと伸びている。1本折れたので、支柱を立ててサポートした。




3代目の葉。下のホームベルよりも長く、固まった葉は緑が濃い。
ホームベルの葉
葉だけ比べても別物になったことがよくわかる。

落花生が生え揃ってひと安心なのだ

やっとこさ落花生が生え揃いました。早めに芽を出したのが窮屈そうにしているので、不織布をとっぱっらってやりました。まだちゃんと出てないところが2ヵ所ありますが、まあ大丈夫でしょう。タネを蒔いてから雨が多かったので心配したのですが、もう大丈夫です。

エダマメは葉や芯を虫に食われたのもありますが、このままうまくいってくれるでしょう。来るものがあれば去るものもあります。ソラマメを収穫しました。数が少ないし形も整っていないのですが、甘くて美味しいのです。アブラムシ対策をきちんとやって、来年もソラマメいくぞ!

もうひとつの収穫物はハクサイのタネ。畑に1本だけ置きっ放しにしておいたハクサイのサヤがそこそこ枯れてきた。これ以上置いておくと自動タネ蒔き器になってしまうので、収穫して秋にまた蒔きます。

ソラマメに落花生とエダマメ。マメの行列だ。
今年は早起きして落花生の花を見るぞ
悲しいのはエダマメのように2本立ちにできないこと。 間引きます(涙)。せっかく芽を出したのだから、ポットに植え替えて誰かにあげたいぐらい。
間引いた落花生の苗。全長20センチぐらい。普通の野菜とは芽と根の出方が違うような気がする。
エダマメの葉が食われている。
こっちは芯を食われてしまった。脇から出てくるのかな?
 ソラマメは外が汚くても、中はふかふかのベッドで、豆はつやつや。
思いのほかりっぱなマメが出てきた。
茹で野菜づくし。おいしい、美味しい。








トモロコシの畝に置いてあったハクサイ。タネが入ったサヤが薄茶色になったので、タネを収穫した。(写真はまだ青味があるころのもの)

できの悪い土でなったタネだから、できの悪い土に適合してくれるのではないかと、淡い期待を抱いている。親とはまったく違うものになる可能性が高い。
サヤは中心に半透明の隔壁があって、2つにわかれている。タネはたくさんあるけど、植えられるのはほんのちょっとだけ。

2011年5月24日火曜日

山菜とアスパラガスをごちそうさま

新潟に帰った友人が、アスパラガスと山菜をクール便で送ってくれました。うれしい、うれしい。アスパラガスは大好きで、茹でて食べるのが1番です。焼いても美味しいですけどね。アスパラをほうばりつつ、うちのアスパラはちゃんと食べられるようになるのか、ちょっと不安になってきました。

山菜は普段は食べません。普通の八百屋にはないし、スーパーなんかではまずそうに見えて買う気がしません。しかし、送ってもらったコシアブラ、シオデ、アケビの芽はうまかった。3つとも初めてだったので食べ方がわからず、SOSを送ったら携帯で教えてくれました。しかし、間抜けなことに、現物の写真を撮り忘れてしまったのです。最近、こういうことが多いのです。

コシアブラは茹でておひたしのようにしてご飯に混ぜます。菜飯です。へんなクセなんかなくていい食感です。シオデとアケビの芽は、天ぷらにしました。シオデはかすかに苦味があるようです。ごくごくちょっとだけ、ほんのわずか舌がピチピチっとなるのはアケビの芽だったかどうか、定かではありません。シオデは山アスパラとも言うそうで、おひたしにもしました。やはり少し苦味がありますが、美味しくいただけました。

コシアブラの菜飯
アケビの芽の天ぷら
シオデの天ぷら

2011年5月21日土曜日

今年もキウィフルーツの花が咲きました

今日、キウィフルーツの花が咲きました。まあ咲くのが当り前なのですが、昨年は角斑病(と思われる)で葉が落ちまくってしまい、今年は葉脈萎縮症候群?で葉がまともに開かず、どうなることかと心配していたのです。先に花が咲いたのは葉が萎縮していない棚のほうだったのですが、ちょっとホッとしました。で、さっそく受精させてやりました。

咲いたのはまだ7、8個。もうすぐ咲きそうな蕾がたくさんあります。
雌花です。
なんでもからみ取りそうなメシベがすごい。
雄花はオシベがしょぼしょぼはえてます。
雄花を持ってオシベをメシベにちょんちょんとつけてやります。黒いお椀にとって筆でつけるのがまともなやり方のようです。

2011年5月19日木曜日

落花生の発芽に喜び、ネキリムシに泣く

夕方近くに、畑に行ってきました。不織布の下をためつすがめつして見ると、なんと落花生が発芽しているではありませんか。やったーってなわけで写真を撮って、さらに捜すとあちこちにいくつか芽が出ていました。まだ出てないけど、土を持ち上げているやつもいます。全部発芽しているわけではありませんが、これで一安心です。

しかし、喜んだのもつかのま、ばっさりと首を切られたエダマメを発見。さらに20本ほど植えたマリーゴールドの苗もすべてなくなっていました。タネから育てたマリーちゃんなのに。ネキリムシ(カブラヤガの幼虫)のしわざです、としか考えようがありません。ネキリムシがマリーゴールドにちょっかいを出すなんて思いもしなかった。いっぱい生えてるネコの草(燕麦)でも食ってくれよ。ネキリムシは土中を這っているわけですが、すごい行動範囲です。というより、畑の中にネキリムシがいっぱいいるのかなあ?

あ、落花生の芽が出てる。雨がたくさん降ったので心配だった。不織布の上からぱちり。
ほかにもいくつかでていたので、不織布をめくって撮影。ここは芽というよりもう葉っぱだね。
ネキリムシがエダマメの茎をばっさり。こういうことがあるから、複数のタネを蒔かねばならない。根元に穴があいているのは、ネキリムシがそこから出てきたから。すぐ隣にもあるのに、気づかないから助かる。

キウィが咲き、ブルーベリーが実る初夏の猫額庭

ブルーベリーの実が膨らんできました。まだ苗の段階なので咲かせないはずだったのを、ラビットアイ系だからちょっとだったらいいだろうと、ほんとにちょっとづつ咲かせてみたのです。ちょっとなので、なおさらかわいい。花も実も品種によって形態が違うようですが、そのへんはあまり追求していません。

ブルーベリーの実が膨らむのに歩調を合わせるように、キウィの花が咲きました。といっても、まだ雄花だけです。数日遅れで雌花も咲くはずです。いつものことですが、雄花が少ない年は気が気ではありません。雌花が咲ききってないのに、雄花がなくなりそうなこともありますから。

キウィの葉はなんとか広がってきましたが、まだ心細い状態です。葉がぎゅっと収縮した感じで、葉脈がちゃんと伸びないのではないかと疑っています。名付けて、葉脈収縮症候群。思い切り手足を伸ばしてくれよう!

ティフブルーが実の形になるのが1番早い。
 2番目はパウダーブルー
3番目デライト








ノビリスはまだ花が咲いている。他の花より長い(花期ではなく花の形のこと)かも。
キウィの雄花。オシベしかない?
まだ心細いのですが、少しは葉が広がってきた
こういう葉です。ぎゅっと押し詰められた感じ。
普通の葉(雄木)。つるんとしてきれい。
猫額庭のプランターに植えたミニトマトが大きくなってきた。畑と違ってこちらは肥料をやってます。それにしても、いろいろ入り乱れてますね。
トマトの花。