2011年11月17日木曜日

ブルーベリーは1年で大変身

久しぶりのブルーベリーレポートです。ほぼ一年前、昨年の秋に植えたブルーベリーの2年生苗が、3年目を順調に過ごしました。もともと病害虫の少ない果樹ですから素人に扱いやすく、この一年で不安になったのは、あの猛烈な台風15号に襲われた時だけでした。これはやばいと鉢を倒してみんなねかせたところ、葉が多少被害を受けただけですみました。キウィは葉がほぼ全部だめになったのです。ま、高いところにあるし、動かせませんから。

3年生の苗(まだ苗です)はまだ実をつけさせないほうがいいのですが、まあ丈夫なラビットアイだからいいかということで、ほんの少しづつ実を成らせました。実が濃い藍色になってもすぐ採らないで、木につけたまま1週間ほどじっくりと熟成させると、フルーティな美味しさを楽しめます。4年目の来年は、もう今から楽しみです。

もう少しで今の8号鉢から10号鉢に植え替えます。2号飛ばしにしたほうが、根がよく育った丈夫な木になるようです。植え替えの前に、1年前と今の木を比較してみました。

ティフブルー
この2つが同じ木だとはとても思えない。ブルーベリーは1年で大変身する。シュートがグンと伸び、そのシュートをカットしたところから3方に長い枝が出ている。大変に樹勢が強い。 花芽もびっしり着いている。摘花しなければ。
もう1本のティフブルー
こちらは液肥のみで育てたもの。上の有機肥料育ちよりさらに樹勢が強いが栄養成長に傾いてしまい、遅くなっても枝が出てしまった。花芽も少ない。







 
ホームベル
これは今年2月の苗。上の左側の写真で真っすぐ伸びているのはシュートで、それを半分ほどでカットした。状態の悪い苗なので、ほかの部分もかなりカットしたが、右側の今の状態を見れば樹勢が強いことがわかる。カットしたシュートも、2段階で新梢を伸ばしている。ただ、新梢の切り方がまずかったのか、花芽がちょっとしか着いていない。










 ウッダード(写真は左右が逆)
1本だけ73センチのシュートが出たが、あとは思ったほど大きくならなかった。買った時の苗の状態が悪かったのかもしれない。実は何年生なのかもわからない。8本あるなかでこの1本だけが開張性で、それらしい枝の出方はしている。シュートには花芽がちゃんと着いている。













 
デライト
1番地味といおうか、樹勢が弱いのかなあ。それでも、木が去年よりがっしりしているのは見ただけでわかるから、よしとするか。花芽はそこそこ着いている。















 
ノビリス
こいつは木が定まらない。なんかぐにゃぐにゃしている。それなりに新しい枝は出ているので、今後どう定まっていくのか楽しみだ。大人になるまで時間がかかるとか。















 

パウダーブルー
樹勢は普通だが、素直に伸びるタイプ。シュートは1本だったが、88センチになった。このシュートには実を着けさせず、剪定でカットして新梢作りに活かす。花芽はそこそこ着いている。親であるティフブルーのほうが元気だ。









 

ホームベル実生3代目
去年かなりカットしたが、今年はご覧の通りの威勢の良さ。新梢とシュートが次々に生え、木の様相がすっかり変わってしまった。長いほうのシュートは90センチになった。
おもしろいのは、新梢がすべて枝垂れ気味になったこと。枝垂れが定着すれば、それはそれでおもしろいので来年が楽しみだ。










最後は今年の2月に休眠挿しをして活着した1年生苗です。8本挿して5本成功ですから上々でしょう。ティフブルー1本が原因不明で枯れ、デライト2本は挿した時にはわからなかったのですが、花芽のみの枝だったせいで不成功に終りました。なので6月にデライトを緑葉挿ししてみたのですが、枯れもせず芽も吹かず、しかしまだ生きています(手前の1番左)。さあどうなるか。

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