2014年5月28日水曜日

ゼラニウムが好きなシャクトリムシの話をしてみよう

野菜や草花を育てていると、どうしても虫を害虫と益虫にわけてしまう。虫にしてみれば生きるためにせっせとたべているのに、害虫にされたのではいい迷惑だろう。人間にとって美味しい野菜なら、虫にとっては大御馳走だろうから、畑には虫が溢れる。なにか手を打たないと収穫できなくなってしまうこともあるから困りものだ。

虫にたかられるのは草花も同じ。ただ、野菜のように美味しい草花はまずない。ところが、人間からみたら「これを食うか」と思うようなものでも、ちゃんと食う虫がいる。「蓼食う虫も好き好き」とはよく言ったものだ。

今日の「蓼食う虫」は、ゼラニウムが大好きなシャクトリムシだ。ゼラニウムには独特の匂いがあり、そのために嫌う人もいる。やはりその匂いのためか、ゼラニウムにたかる虫もほとんどいないといってもいい。ほとんどというのはまったくいないわけではないということで、わが家のゼラニウムは必ずシャクトリムシの被害にあう。

被害といっても葉のあちこちを少しづつかじられることが多く、葉がなくなるとか死にかかるといった致命的な症状はでない。なので、まあ大目にみようかとおもうこともあるのだが、花芽が小さいときにかじられるとまともな花がさかなくなるし、葉に白いドッとが散らばって見苦しい。なので、時々退治することにしている。

シャクトリムシにはいろいろな種類がいるようで、ゼラニウムにたかるシャクトリムシの親がどんな蛾なのか、実は見たことがない。多分、夜に卵を産み付け、夜に成虫になって飛び立っていくのだろう。一度正体を確かめたいと思っている。

ピンクのグラデーションのダブル咲きの花をつけるゼラニウム。品種不明。
好きな花なんだけど、秋に剪定しすぎたために花が遅く、5月下旬でもまだこんな状態。アップにするわかりやすいのだが、あちこちかじられて穴が空いている。
さあ、これから虫探しだ。




黒い点に見えるのは虫の糞。近くに虫がいるというしるし。しかし、上から見てもどこに虫がいるのかまったくわからない。葉の裏側から丹念にみないと見つけられない。







はっけ〜ん、発見!
すでに茶色くなったシャクトリムシだ。
この真ん中。枝に擬態しているつもり。













尺とってます。
さらに発見。こちらはまだ若い幼虫。
でも、ちゃんと尺とっている。













ぞくぞく発見
こいつには花のステムを半分かじられてしまった。ちゃんと咲いてくれるかな?
うんと花芽が小さい時にかじられたもの。ほとんどいい花は咲かなくなる。












産み付けられた卵を発見。これがシャクトリガの卵かどうか確認できないのだが、たぶんそうだろう。置いたままにして観察してみよう。



























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